音の効果
わずか12分のひととき。一般成人を対象とした調査で、緊張、苛立ち、疲労が、いずれもやわらいだ。
16の研究を横断したメタ分析。ゆるやかに持続する低音の響きは、静寂と比べてコルチゾール値を抑えた。
ゆるやかなテンポのクラシック、そして瞑想的な音色。自律神経のしなやかさを映す心拍変動が高まった。
就寝前の45分間、静かなインストゥルメンタルに身をゆだねた参加者は、より早く眠りに就いた。
ゆるやかで予測しやすい音の連なりが、穏やかな集中とともに現れるα波の活動を、確かに動かした。
97の試験、9,000名を超える患者。持続し、穏やかに広がる音楽は、臨床の現場で痛みの感じ方をやわらげた。

研究を読む
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成人62名を対象に、チベタン・シンギングボウルを用いた瞑想セッションの前後で、気分・緊張・不安・身体の痛み・スピリチュアルなウェルビーイングを測定した観察研究です。セッションの後には、緊張・怒り・疲労感・抑うつ気分が有意に低下し(いずれも p < .001)、ウェルビーイングの有意な向上も確認されました。特に、この種の瞑想がはじめての参加者ほど、緊張の低下が大きかったと報告されています。著者らは、シンギングボウル瞑想は緊張を和らげ、心の健康を支える、手軽で負担の少ない方法だと結論づけています。 原題:Effects of singing bowl sound meditation on mood, tension, and well-being
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冠動脈疾患の患者1,369名を含む26のランダム化比較試験を統合した、コクラン系統的レビューです。音楽を聴くことには、不安を小さいながらも一貫して軽減する効果が認められ、心筋梗塞を経験した方や、自分で音楽を選べた場合に、その効果はより高い傾向がありました。収縮期血圧・心拍数・呼吸数・痛みにも、ゆるやかな改善が見られています。エビデンスの質にはばらつきがあるため、著者らは音楽を標準的な心疾患治療の代わりではなく、それを補う有用な手段と位置づけています。 原題:Music for stress and anxiety reduction in coronary heart disease patients
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60名の参加者がモーツァルト、ヨハン・シュトラウス2世、ABBAのいずれかを25分間聴き、血圧・心拍数・血中コルチゾールを測定したランダム化比較試験です。モーツァルトとシュトラウスでは収縮期・拡張期ともに血圧が明確に低下(およそ −3〜−5 mmHg)した一方、ABBAでは同様の効果は見られませんでした。コルチゾールは3つの群すべてで有意に低下しており、音楽に注意を向けて聴くという行為そのものが、ジャンルを問わず生理的なストレスを和らげることが示唆されます。著者らは、構造の予測しやすいクラシックの器楽曲は、薬に頼らない血圧管理の補助として特に有用かもしれないと述べています。 原題:The cardiovascular effect of musical genres
Trappe & Voit, 2016 · Cardiovascular effect of musical genres
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急性・慢性の睡眠障害を抱える成人を対象に、音楽介入が睡眠を改善するかを検証した、10のランダム化比較試験のメタ分析です。音楽を聴くことにより、ピッツバーグ睡眠質問票(PSQI)を中心とした指標で、睡眠の質の統計的に有意な改善が確認されました。効果は、介入期間の長い研究(おおむね3週間以上)や、穏やかでテンポの遅い音楽を用いた研究で、より大きくなっています。著者らは、研究デザインのばらつきに留意しつつも、音楽は標準的な睡眠ケアに安心して併用できる、安全で負担の少ない手段だと結論づけています。 原題:Music improves sleep quality in older adults
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人はなぜ、ともに音楽を奏でると絆を深めるのか。その理由を、2つのメカニズムから検討した理論的レビューです。第一に、他者と動きを同期させることで自己と他者の認知的な境界がゆるみ、親密さと協力の感覚が高まること。第二に、歌う・叩く・踊るといった身体運動が内因性オピオイド(エンドルフィン)の分泌を促し、集団での音楽活動に見られる痛覚閾値の上昇や高揚感につながること。著者らは、毛づくろいだけでは維持できない大きな社会集団を築くために、音楽が進化してきた可能性を論じています。 原題:Music and social bonding: 'self-other' merging and neurohormonal mechanisms
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1995年から2014年に発表された、急性痛・処置に伴う痛み・慢性痛やがん性疼痛を対象とするランダム化比較試験を統合したメタ分析です。音楽介入により、自己報告による痛みの強さ、痛みに伴う情動的な苦痛、鎮痛薬の使用量が、統計的に有意に減少しました。効果は、患者が自分で音楽を選んだ場合や、テンポが遅くリズムの単純な音楽で、より大きくなっています。著者は、音楽は副作用のほとんどない有効な補完的疼痛管理法であるとしつつ、薬物療法の代替ではなく併用が望ましいと結論づけています。 原題:Music-induced analgesia in chronic pain conditions: a systematic review
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チベタン・シンギングボウルやクリスタルボウル、ヨガ、気功、太極拳、鍼灸など、ストレス軽減の観点から研究の進む伝統的・東洋的な実践を概観したレビューです。著者らは音の振動によるヒーリングの文化的な起源をたどり、緊張・不安・抑うつ気分の測定可能な低下を示す近年の実証研究(自身らによるシンギングボウル研究を含む)を整理しています。ストレスが慢性疾患のほぼ普遍的な要因であることを指摘し、音を用いた実践を、日常のセルフケアとして取り入れやすい、リスクの低い手段と位置づけました。そのうえで、作用の仕組みと適切な用い方を明らかにするため、より大規模な比較試験と長期の追跡、標準化された手順の必要性を訴えています。 原題:An overview of sound healing modalities
セッションに取り入れるようになって、二年ほどになります。以前は十五分ほどかかっていた落ち着きが、いまは一、二分のうちに訪れる。理由はうまく説明できません。それでも、手放せずにいます。
愛子 T.
臨床心理士 · 東京
週に一度、伴侶を亡くされた方々の集いを開いています。会の始まりと終わりに、ハンドパンの音をほんの数分だけ。半数の方から、どこで求められますかと尋ねられます。
健司 S.
グリーフカウンセラー · 横浜
シャヴァーサナの時間に響かせています。録音された音楽は、生徒さんが知っている曲だと、かえって意識を取られてしまう。ハンドパンの音色は耳になじみが薄く、次の一音を待つ気配が、自然とほどけていきます。
由美子 I.
ヨガ講師 · 大阪
自閉スペクトラムのお子さんたちと向き合っています。ハンドパンは、彼らが耳をふさがない数少ない楽器のひとつ。一音一音の立ち上がりが、ほんとうにやわらかいからだと思います。
麻衣 Y.
音楽療法士 · 札幌
週に一度か二度、ご家族からのお申し出があったときだけ、病室で奏でます。いま置かれた状況ではない、別のなにかに、そっと心を寄せていただける。それ以上のことは、申し上げられません。
武史 Y.
緩和ケア看護師 · 福岡
二十年あまり教えてきて、さまざまな楽器に触れてきました。いまリトリートのたびに携えていくのは、ハンドパンだけです。はじめての方にも素直に馴染む、それこそが、私の求めていたものでした。
寛 N.
マインドフルネス講師 · 京都
ラインアップ
四つの音色から、あなたの一台を。
Handpan Zero
10音
¥198,000
Handpan Alpha
12音
¥308,000
Handpan Beta
13音
¥448,000
Handpan Gamma
19音
¥585,000